去る平成30年11月3日(土)、
平成30年度災害ボランティアコーディネーター養成講座の実践編の第2回を行いました。
実践編の第2回目となる今回は、実際に地域に出向いての「ニーズ調査訓練」を行いました。
会場近隣の栄町、中村町の住民の皆様にご協力いただき、
『地震・津波により被災した』という被災者の役になってもらいました。
また、講座生の皆さんは、災害ボランティアセンターのニーズ調査班役となり、
お宅に訪問して被災者役の困りごと調査する訓練を行いました。
はじめに説明を聞きます 調査に出発!ドキドキします。
被災者役に聞き取り調査をします。 センターへ帰り、受付班に報告します。
ニーズ調査の後は、4つのグループに分かれ、拾い集めたニーズの中から、
ボランティアセンターとしての対応をどうするかの検討を行うグループワークを行いました。
与えられた課題(ニーズ)の中で、災害ボランティアセンターとしてできることを検討し、発表を行いました。
何もかも、初めての訓練となりました。
その中で、被災者役から「聞き取る」ことの難しさはもちろん、
それを誰かに「伝達する」ということの難しさも痛感した訓練でした。
聞き取ってきたニーズを自分だけが知っていても意味がなく、
来てくれるボランティアさんにも、分かってもらいやすい情報でなければならない。
簡単なようでとても難しく感じました。
これは災害のみならず、普段の業務においても気を付ける必要があるように感じました。
今回をもって、平成30年度災害ボランティアコーディネーター養成講座はすべて終了となりました。
基礎編3回に続き、実践編2回と、全5回の講座と盛りだくさんの内容となりました。
アンケートでいただいたご意見を基に、来年度以降の講座運営を検討していきたいと思います。
お忙しい中、多くのご参加をいただき、本当にありがとうございました。